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CGお薦め講座集インタビュー

イラストレイターさんに絵に関する話題をお聞きしてみました。

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2024/11/24 (Sun) -

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CGお薦め講座集インタビュー【空木琳】様

2011/02/06 (Sun) - あ~か行

空木 琳

1.お名前(H.N.)をフルネームで教えてください。
空木 琳(ウツキ リン)と申します。この度はこのようなご機会を頂き、大変光栄です。
よろしくお願い致します。
2.サイトを運営されていますか? 公開可能であればサイト名等もお願いします。
「遥かな楽園へ」(http://summer1utsuki.gionsyouja.com/
のんびりまったり、をモットーにイラストサイトを公開させて頂いております。
創作を中心に、版権も扱っております。
現在、更新は手書きブログ(創作と版権)が多いです。
3.(サイトを運営されている方へ)CG講座のコンテンツをお持ちでしょうか?
自サイトのブログにて、気まぐれに簡易メイキングを載せるくらいで、ちゃんとしたコンテンツは用意しておりません。
4.CGを描く製作環境(PCスペック、使用アプリケーション)を教えてください。
PC:WindowsXP & Mac
ソフト:SAI
他にも、絵を描く時はpipa様の「手書きブログ」、poo様の「お絵描きBBS」でもお世話になっております。

<手書きブログ>レイヤー機能がありませんが、その分一から色を作っていく感覚が鍛えられると思います!
<お絵描きBBS>ツールが初心者向けで、操作がわかりやすい仕様となっています。私にとって愛着のあるツールです。
描き味が滑らかで色の混じりを調整するのが難しくないので、慣れやすいと思います。
で、でも私もSAIは最近始めたばかりで、まだまだ試行錯誤まっさかりですが…!
5.描いている最中のBGMはありますか?
基本は無音です。
BGMをかけるとしたら、曲のイメージイラストを描く時くらいでしょうか…。
(もちろんその時のBGMはイメージイラストの曲です)
また、物凄くキツいテーマの絵を描く時は無音に耐えられなくなるので、そういう時は静かで優しいトーンや世界の音を選ぶこともあります。
6.絵を描く際、特に気をつけていることを教えてください。
細かい部分は絵の内容によって都度変わりますが、全体を通して気をつけていることは、人物や小道具、背景の表情です。
絵の空間には、人物だけではなく、例えば服のはためきなど、小道具にも動きがあるものなんですよね。
風が吹けば、人物の髪や服のはためき、背景の木々も同じ方向に揺れる…そういうイメージを出来るだけ具体的に想像、もしくは観察しながら、ごりごり描いています。
人物・小道具・背景の表情をまとまりよく描き出したいと、いつも試行錯誤しています。
とはいえ、あまりにも正確に描きすぎても面白くない…とこれまた試行錯誤の繰り返しです。

あとは、最初に自分がその絵を描きたいと思ったテーマや世界を壊さずに仕上げること、でしょうか…。
これが一番難しいのですが、多少なりでも仕上げた絵にその片鱗を込められたらと思っています。
7.資料は普段、何を利用していますか?
資料はやはり自分で撮った写真や風景の写真集が多いです。
普段から空や建物、木々などをよく携帯で撮っているのですが、資料の為だけでなく新しい絵を描く刺激にもなっています。
また、人物を描く時は、Pose Maniacs(http://www.posemaniacs.com/blog/)をよく参考にさせて頂いております。
8.影響を受けた作家・画家はおられますか? 良ければお名前も教えてください。
本当に数え切れないくらいいらっしゃるのですが…!
最近気になる画家さんはバウル・クレーです。
スイスの画家さんなのですが、ファンタジーとも現実的ともつかぬ独特の世界に惹かれます。
また、ここ数年はルーブル美術、だまし絵(サルバドール・ダリ、マウリッツ・エッシャーなど)・エジプト美術方面に夢中です。多面的な見方や独特の文様を扱った美術やセンスに惚れ惚れしています。
また、交流させて頂いている絵師様方の作品に触れるたび、本当にたくさんの刺激を頂いております。
9.現在、何か創作活動をされていますか?
サイトでのんびりまったり絵を描き散らしております。
時たまに内輪でCDジャケットや小説の挿絵などもやらせて頂いております。
10.これから創作活動を始める方へ一言お願いします。
私が思う「創作活動を始める」コツは、やはり「描きたい(表現したい)」という気持ちが一番
です。
目に映るものや日々感じたことで、「これを描き残したい」と思ったものがあれば、それを素直に形にしていくのが、一番のびのびとした創作活動だと思います。

私の場合、日々、何かしら印象的なことがあった時、綺麗なものや衝撃的なものを見た時、常に「私は何を感じた?」と立ち止まって、じっくり感じたものをつかまえようとしています。
もちろん、全部拾い上げることはできませんが、なんらかの感情や印象に残ったものの欠片は確かに私の中に残っていて、その欠片と「描きたい」という気持ちを混ぜ合わせて、キャンバスの上に乗せていっているつもりです。

そうやって、ふと立ち止まって自分の中に生まれたものを「すくいあげる」ことで、より形にしていけるものが増えていくんじゃないかなあ、と思います。

とはいえ、描きたくても描きたいものがわからない、という時もありますよね。そういう時は、素直に絵を描くことを休むことも大事だと思います。
描けない、と感じた時は素直にペンを置いて、あえて絵と全く関係ないことを楽しんで、また新たな刺激を充電していってください。
それもきっと自分の感性を豊かにする、ひとつの方法だと思うのです。

とにかく、「描きたい」という気持ちを大事に、そして絵を描くことを楽しむことが一番だと思います。
11.最後に、仲の良いお絵描きさんをご紹介願います。
柔らかくて深い色彩で、幻想的な世界を描かれるsei nishihoさんをご紹介致します。
いつもnishihoさんが繰る美しい色彩と透明感が溢れる世界に、うっとり見蕩れっぱなしです。
大好きです…!

sei nishiho【夢の迷い路】
http://nlabyrinth.tyabo.com/


インタビューに回答いただき、有難うございました。

空木 琳様 / 遥かな楽園へ
遥かな楽園へ
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